オプション取引の仕組み
オプションとは「権利」を売買する取引です
オプションとは「権利」のことです。オプション取引は、ある商品、または原資産を、将来の決められた期日である満期日に、あらかじめ決められた価格である権利行使価格で買付ける、または売付ける「権利」を売買する取引です。
基本的な2つの権利
オプションには、コールオプションとプットオプションがあります。
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コールオプション
ある商品、または原資産を「買う」権利です。 -
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プットオプション
ある商品、または原資産を「売る」権利です。
当社では、日経平均株価指数を原資産とする日経225オプション、日経225ミニオプションを取り扱っています。なお、日経225ミニオプション水曜日限月は取り扱い対象外となります。
買い手と売り手の関係
買い手はプレミアムを支払い、売り手はプレミアムを受け取ります。
| 区分 | 買い手(ロング) | 売り手(ショート) |
|---|---|---|
| 代金の授受 | オプション料(プレミアム)を支払う | オプション料(プレミアム)を受け取る |
| 権利と義務 | 権利を行使する、または行使しないことを選べる | 買い手が権利を行使した場合、必ず応じる義務がある |
| 途中決済 | 満期前でも反対売買による差金決済が可能 | 満期前でも反対売買による買戻しが可能 |
コールオプション
「日経平均株価を58,000円で買える権利」の取引例です。
コールオプションの買い手は、プレミアムを支払って権利を取得します。日経平均株価が権利行使価格より高くなれば、権利を行使して安く買うことができます。損になりそうな場合は、権利を放棄することもできます。
一方、売り手はプレミアムを先に受け取ります。買い手が権利を行使した場合、売り手は権利行使価格で売らなければならない義務を負います。
プットオプション
「日経平均株価を62,000円で売る権利」の取引例です。
プットオプションの買い手は、プレミアムを支払って権利を取得します。日経平均株価が権利行使価格より安くなれば、権利を行使して高く売ることができます。損になりそうな場合は、権利を放棄することもできます。
一方、売り手はプレミアムを先に受け取ります。買い手が権利を行使した場合、売り手は権利行使価格で買わなければならない義務を負います。
オプション取引の具体例
オプションの種類は、コールオプションの買いと売り、プットオプションの買いと売りの4種類です。ここでは、オプション取引の基本となる4種類を取引した場合の具体例を説明します。
※日経225オプションは1,000倍が取引単位になります。
取引の4つの基本ポジション
| ポジション | 相場観 | 利益の出方 | 損失のリスク |
|---|---|---|---|
| コールの買い | 上昇を予想 | 上がるほど利益 | 最大で支払ったプレミアム代金のみ |
| コールの売り | 下落・停滞 | 受け取ったプレミアムが利益 | 相場上昇により損失は大きくなる可能性 |
| プットの買い | 下落を予想 | 下がるほど利益 | 最大で支払ったプレミアム代金のみ |
| プットの売り | 上昇・停滞 | 受け取ったプレミアムが利益 | 相場下落により損失は大きくなる可能性 |
1. コールの買い(上昇を期待する場合)
【例】2026年5月限 権利行使価格60,000円を575円で1枚購入
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初期投資額(支払額):575,000円
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損益分岐点:60,575円(権利行使価格60,000円+プレミアム575円)
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途中決済:プレミアムが1,305円に値上がりして売却した場合、730,000円の利益
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満期(SQ)が62,000円の場合:権利行使により1,425,000円の利益
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満期(SQ)が58,000円の場合:権利放棄により575,000円の損失
2. コールの売り(下落・停滞を期待する場合)
【例】2026年5月限 権利行使価格60,000円を400円で1枚売却
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受取金額:400,000円
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損益分岐点:60,400円(権利行使価格60,000円+プレミアム400円)
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途中決済:プレミアムが211円に値下がりして買い戻した場合、189,000円の利益
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満期(SQ)が62,000円の場合:義務履行により1,600,000円の損失
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満期(SQ)が58,000円の場合:買い手が権利放棄するため400,000円の利益
3. プットの買い(下落を期待する場合)
【例】2026年5月限 権利行使価格46,000円を495円で1枚購入
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初期投資額(支払額):495,000円
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損益分岐点:45,505円(権利行使価格46,000円-プレミアム495円)
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途中決済:プレミアムが1,055円に値上がりして売却した場合、560,000円の利益
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満期(SQ)が45,000円の場合:権利行使により505,000円の利益
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満期(SQ)が50,000円の場合:権利放棄により495,000円の損失
4. プットの売り(上昇・停滞を期待する場合)
【例】2026年5月限 権利行使価格46,000円を760円で1枚売却
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受取金額:760,000円
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損益分岐点:45,240円(権利行使価格46,000円-プレミアム760円)
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途中決済:プレミアムが144円に値下がりして買い戻した場合、616,000円の利益
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満期(SQ)が50,000円の場合:買い手が権利放棄するため760,000円の利益
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満期(SQ)が43,000円の場合:義務履行により2,240,000円の損失
留意事項
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買い手は自分に不利な状況では権利を放棄でき、損失を支払ったプレミアムに限定できます。
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売り手は、買い手が権利行使をした場合、必ず応じる義務があります。
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上記計算には手数料は含まれておりません。また、利益に対しては申告分離課税の対象となります。